外構工事を行った人のなかにはこうしておけばよかったと、後悔される方も多くいます。
そうならないために、事前に外構工事を行う上で知っておいていただきたいポイントを3つご紹介いたします。
■ご近所に挨拶をする
まず初めに外構工事の際にトラブルが多いのがご近所トラブルです。
外構工事を行う際には大きなトラックが出入りしたり、工事の音がしたりすることがあります。これがご近所へ迷惑になってしまうことも。
また、ブロック塀やフェンス、植栽などの境界工事でもトラブルになることがあります。
些細なことが発端となりもめてしまい暮らしにくくなってしまった、とならないためにも事前にご近所の方への配慮を行うことをお勧めします。
業者の方にご挨拶していただくことはもちろん自分たちでも挨拶に行き簡単にでも説明しておくことが良いでしょう。
また、自分の土地よりも低い方の隣地には土や排水が流れてしまうことがあります。
事前に土留計画や、排水計画なども説明しておくと未然にトラブルを防ぐことができるでしょう。
■どのような庭にしたいかイメージを固めておく
あらかじめどのようなお庭にしたいかイメージをしておくことは、外構工事で失敗しないうえで重要なポイントです。大きな方向性だけでもぜひ考えておいてください。
なんとなく業者に勧められるがまま外構工事を行ってしてしまうと、のちのちになってやっぱりいらなかった、設置したけど結局使っていない、といったことになりかねないからです。
まずは、「使う庭」にするか「眺める庭」にするかを決めましょう。
お子様と遊びたい、愛犬を遊ばせたい、友人や家族を集めてパーティーをしたい方には、デッキやガーデンルームをメインとした「使う庭」が合うでしょう。
実際に庭で何かを行うことはなく、眺望の良い庭をリビングから楽しみたいという場合には、木々や花、エクステリアグッズなどを用いて、好みのデザインの「眺める庭」を作ることがおすすめです。
他にも具体的には
・家族でゆっくりした時間を楽しみたい
・大勢でわいわい楽しみたい
・子供やペットが走り回れる
・釣りやキャンプをする方に、外部流しが欲しい
・ガーデニングを楽しみたい
・車やバイクをいじりたい
・眺めて楽しみたい
など、生活のスタイルをもとに、どのような庭にしたいのかをイメージしてみましょう。
家族との将来を含め、今後のライフスタイルを想像しながらどのような庭にしたいか大まかなイメージをつくっておくことで、なにを軸に置くかが決まり暮らしに寄り添った外構工事を行うことができるでしょう。
■住宅とのバランスを考える
3つ目のポイントは住宅の外観(母屋)とのバランスを取ることです。
家の外観は、伝統的な和風スタイルから、和モダンなスタイル、北欧スタイル、ブリティッシュスタイルなど様々です。
もし和風のお宅なのに外構にヨーロッパ風のデザインを入れてしまうと、バランスが取れず住宅と外構がちぐはぐなイメージになってしまいます。
住宅の外観は、「家の形」、「窓」、「外壁」の3つから決まってきます。
外壁の素材と色は、特に印象を左右します。外壁の色と外構の色は同系色にするとバランスが良く、おすすめです。
例えば、グレードの高いタイルを使った重厚感のある外壁には、暗めの色合いの高級感のある門扉を合わせると全体でまとまりが出ます。
住宅の外観の印象を決めるのは外構ともいわれますので、調和の取れたデザインを意識することが大切になってくるでしょう。
またその際に、防犯面やプライバシー面の配慮も忘れないようにしましょう。
■まとめ
費用や実用性、メンテナンス性など、外構工事の際に気を付けるポイントは多くありますが、今回は特に気を付けていただきたいポイントを3つ紹介しました。
「人生の中で最も大きな買い物」と言われる住宅。
後悔しないためにもこれから新築を建てる方は、ぜひ参考になさってください!