住宅地で一戸建てにお住まいの場合、ご近所トラブルに発展しがちなものに、隣地との境界線問題が挙げられます。車庫や塀を建てたら実はお隣の土地だった……というケースもさることながら、トラブルの種となりがちなのが「植栽」です。
今回は、境界線にまつわる庭木のトラブルについてご紹介します。
■庭木が引き起こすご近所トラブルとは?
庭の木々は暮らしに潤いをもたらしてくれる大切なもの。ただ管理状態によっては、お隣のイライラの種になってしまうケースが多々あります。そのいくつかをご紹介しましょう。
よくあるのが、木の枝がお隣にはみ出してしまったというパターン。梅雨が長引くと大量の虫が発生したり、落ちた果実がカラスなどを招いてしまいます。秋には落ち葉で不快な思いをさせてしまうことは、言うまでもありません。
また、はみ出した枝が、お隣の外壁や屋根を傷つけてしまうという深刻なケースも。日照や見晴らしを妨げてしまうのも問題です。
■大切なのは、日頃からのコミュニケーション
上記はお隣に庭木が越境した場合を想定したトラブルですが、当然ながら、その逆のパターンも考えられます。しかし、お隣の植木が自分の敷地境界内にはみ出してきて迷惑しているからといって、勝手に切ることは法律的に許されていません。あくまで植栽は、お隣の所有物であるからです。
こうした植栽の越境トラブルを未然に防ぐためは、日頃から注意を払うことはもとより、隣近所とのほどよいコミュニケーションが何より大切です。こじれてしまうと訴訟問題に発展しかねません。
■トラブルになる前に手を打つ!
お隣に迷惑をかけていないか、顔色をうかがいながら神経質に過ごすのもストレスのもと。エクステリアの工夫で、植栽に関する越境トラブルを防ぐことができます。
お隣にはみ出してしまったら、枝を切ったり、木そのものを撤去するのがもっともストレートな方法ですが、思い出が宿る庭木ですと悩ましいことでしょう。そのような場合は別の場所へ植え替えるのも、一つの手です。また、お隣にはみ出さないように、針金や縄などで枝の伸び方をコントロールすることも可能です。
トラブルに発展する前に、今一度、お庭の植栽を見直してみましょう。中郡工業はエクステリア工事のプロとして豊富なノウハウがあり、カーポートやテラス、ブロック・フェンスの設置などにも幅広い実績があります。気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。