厳しい残暑が続いておりますが、もう9月。統計によると昨年の茨城は、前線の停滞に加えて台風の影響により、雨の日が多いという傾向がありました。
実は、9月は梅雨時と同じように雨の多い季節です。特に9月の茨城は、台風の直撃だけでなく、遠く離れた地方を台風が通過する際に秋雨前線が刺激されることにより、長時間にわたって大雨が降ってしまうのです。
このような雨の多い時期を迎えるにあたり、気をつけたいのが玄関アプローチ。
外出あるいは帰宅の際に必ず通る場所ですので、素材によっては雨で滑りやすくなり、転倒の危険も考えられます。転倒というものはなかなかにやっかいで、骨折の影響を長く引きずり後遺症に苦しむケースもありますし、最悪、頭を打って取り返しのつかない事態になることも。
そこで今回は滑りにくく、アプローチによく用いられる2つの素材の特徴と、その安全性についてご紹介いたします。
個性的で水はけがよいインターロッキング
インターロッキングとは、コンクリートでできたブロックに吸水性を持たせた舗装材で、レンガのようにピースを組み合わせて敷き詰めます。
強度があり、水はけがよいという特徴に加え、色のバリエーションやサイズ、表面の風合いもさまざま。組み合わせ次第で個性あるデザインにもできれば、落ち着きある表情に仕上げることが可能です。
公園や歩道のような、子どもからお年寄りまで大勢の人々が行き交う公共空間でも用いられていることから、安全面で信頼のおける素材であることがうかがえるでしょう。
石の風合いで彩りを添える、洗い出し
洗い出しは、コンクリートやモルタルなどといっしょに砂利を埋め込んだものです。コンクリートが完全に乾く前に、水で表面を洗い流すことで、埋め込まれた砂利を浮き立たせます。
このように砂利によって細やかな凹凸ができることから、濡れても滑りにくいアプローチ材として、昔から多用されています。
一見、和風住宅で使われているイメージがありますが、砂利の大きさや形状によっては、洋風の家にもマッチします。
ほかにはどんなアプローチの素材が?
滑りにくくておすすめなのは上記の二種ですが、ほかにもよく使われるアプローチ用の素材をご紹介しましょう。
まずは、タイル。アプローチに一般的に使われている素材ですが、製品や材質によっては滑りやすいことも。
天然石も高級感を求める方には人気の素材ですが、一口に石といっても滑りやすいものや、大理石のように水に弱くアプローチに不向きな種類もあります。
駐車スペースなどに使われる土間コンクリートは、強度そのものは優れていますが、表面材の種類によっては滑りやすいことも。
いずれにせよ表面がツルツルとしていたり凹凸が少ない素材は、雨の日には滑りやすくなってしまいます。凹凸も、極端にへこみや高さがあるものは、かえって歩きづらいこともあるので注意しましょう。
安全なアプローチのために、必ずプロに依頼を!
実際に足を滑らせそうになったことのある方、転んだ経験をお持ちの方、幼いお子様やお年を召されたご両親が心配……という場合は、アプローチの素材を見直すことを強くおすすめします。
今回ご紹介したインターロッキングと洗い出しは、プロの施工技術が問われる素材でもあります。特にインターロッキングは、ブロックの敷き詰め方はもちろん、下地のつくり方が歩きやすさを左右します。
中郡工業は水戸市周辺を中心に茨城県内で、アプローチをはじめ、ブロックフェンスやカーポート、テラスの設置にはじまるさまざまな外構工事を行っております。
これからの時期に備えて、安心安全な暮らしを送りたいとお考えの方は、ちょっとしたご相談でも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。