家の第一印象を大きく左右する、玄関アプローチ。門から玄関までの長さをはじめ、駐車場とつながっているタイプのものもあるなど、さまざまな種類のものがあります。今回は、そんな「家の顔」とも言える玄関アプローチの施工についてご紹介します。
■玄関アプローチとは?
玄関アプローチとは家の門から玄関までの間のスペースのことで、単に「アプローチ」とも呼ばれています。日々通る場所である玄関アプローチは、デザイン性の高さや、使いやすさを重視した動線設計を心がけることで、生活のしやすさが向上します。
■歩きやすさが大切
玄関アプローチは、玄関までの動線をわざとジグザグにしたり、花壇や木々、照明などで歩く人の目を楽しませたりと、遊びの要素を取り入れやすい空間です。しかし、日々使用する玄関アプローチに大切なのは「歩きやすさ」といえるでしょう。高齢者の転倒事故などを避けるためにも、さまざまな点に注意が必要です。
まずは、誰でも歩きやすいよう、歩きやすくすれ違える程度の幅を確保することが大切です。基本的には120cmほどの幅が必要ですが、お住まいの方によってはベビーカーや車いすの利用も想定しつつ幅の広さを決めると良いでしょう。
また、転倒防止のための工夫も取り入れましょう。アプローチ内に階段部分がある場合は、手すりやスロープを設置し、雨の後でも滑らないような床材を使用すると安心です。夜でも明るく歩きやすくなるよう、適宜照明も設置しておくと防犯対策にもなります。
■防犯対策も重要
防犯対策やプライバシーの保護にも気をつけつつ、家の間取りなどを考慮したアプローチ作りを心がけましょう。
・玄関近くにバスルームやトイレなどがある場合には、動線を避ける
・不審者が隠れやすい死角を作らない
・センサーライトなどを設置する
・木を植える、アプローチを直線にしない等、門から室内が見えないよう配慮する
特に照明は歩きやすさや景観の美しさに加え、防犯性の向上にも貢献するのでぜひ活用しましょう。
■素材の種類と特徴
玄関アプローチは、素材の質感やデザイン次第で家の雰囲気を大きく左右します。デザインの他に、安全性を重視するなら歩きやすさと滑りにくさ、転倒したときに怪我をしにくい素材を選びましょう。手入れのしやすさを重視するなら、色や表面の凹凸を考慮するとよいでしょう。
では、代表的な玄関アプローチ素材をご紹介します。
1. インターロッキング
コンクリートでブロック状に成型された舗装材で、レンガのように組み合わせて敷きつめます。公園や遊歩道などでよく見られる舗装方法です。強度が高く、色のバリエーションも豊富なのが魅力です。滑りにくく、水はけが良くて水たまりもできにくいので、お子さんやお年寄りのいるご家庭でも安心です。他の素材と比べ、比較的安価に施工できる人気の素材でもあります。
2. 洗い出し
モルタルやコンクリートが固まる前に表面を水で洗い流し、中の砂利の凸凹を浮かび上がらせてできる素材です。表面がざらざらしているので足裏に引っ掛かりができ滑りにくく、安全性の高い素材です。傷がついても目立ちにくいのも、この素材のメリットです。
3. 天然石
御影石や石英岩などの石は、形は正方形・長方形・乱形など、表面は凸凹タイプ・フラットタイプなどと、さまざまなバリエーションが揃います。割れにくく、雑草も生えにくいメリットがありますが、濡れると滑りやすいので、屋外となる玄関アプローチへの使用は注意が必要です。
4. ローラーストーン
凹凸のある高級な自然石やタイルのような美しい仕上がりとなる、新しい舗装方法です。自由な色やデザインが可能で強度が高く、水はけがよい点がアプローチ作りにも適しています。本物の天然石やタイルによる施工より低コストで施工期間が短いのも人気の理由です。
素材選びには特徴を良く知る外構専門業者に相談し、ご自宅に最適で、安全なアプローチ作りを目指しましょう。
水戸市に拠点を構える中郡工業では、新しいローラーストーン工法も取り入れています。強度だけでなくデザイン性も高い、おすすめの工法です。アプローチ作りに興味がある、ローラーストーン施工の仕上がりをご覧になりたいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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